2016年はリオオリンピックが開催されました。 ここ湖南市では外国人住民の半数がブラジル国籍ということもあり、 南米ブラジルが一層身近に感じられた年でした。
協会では、南米語学学習教室(ポルトガル語・スペイン語)をはじめ、 外国にルーツを持つ子どもたちへの教育支援や市内小・中学校への国際理解講座など、お互いの文化や言葉を学んでいこうという活動を継続して取り組んでいます。
◆2015年2月8日(日)サンライフ甲西にて『湖南市国際協会ボランティア研修会』を開催!!
◇10:00~映画「ハーフ」上映会
~今や日本の新生児の49人に1人がハーフのこの時代、日本で暮らす5人のハ-フたちの生活を通して、日本における多文化、多人種とはどういうことなのか・・・と疑問をなげかけるドキュメンタリー映画です~
甲斐切会長のあいさつでスタートし、約1時間半の映画を鑑賞しました。
日本で暮らす、5人のハーフの生き方を知り、グローバル社会といいながら、日本では多様性を受け入れるのに、まだまだいろいろな壁があることがわかりました・・・。
鑑賞後、アンケートにお答えいただき、貴重なご意見をたくさんいただきました!
そのアンケート結果は別に掲載しておりますのでご覧ください。
今まで協会は「国際交流」や「日本語教室」、「外国人支援」といった事業を展開してきたことは、みなさんにもご理解いただいているようですが、アンケートにて「今後、協会にどのようなイベントを期待されますか?」という質問をしたところ、みなさんの気持ちの変化が伺えました。
『表面的な日本人と在住外国人の会話で終わるのではなく、なぜ日本人はそう思うのか、在住外国人はそう思うのか、の理解に繋がるイベントや、外国人の本音が聞けるような、外国人を理解できるようなイベントを開催してほしい』という意見を多数いただきました。
映画鑑賞によって、このような新しい視点での『気づき』があったことは、地域の多文化共生をさらに促進するのではないでしょうか。
映画上映後は、毎年多国籍料理をいただきながらの『ボランティア交流会』でした!
今年は東近江市の「サヤームギャラリー」さんご提供によるタイ料理と、
タイの伝統の踊りを披露してくれた、当協会の日本語教室に通うサタワット ドゥアンネートさん
手作りのデザートも並びました。
サヤームギャラリーの塚本さんの店舗紹介はとてもユニークで、最初にタイ語で話されたので、みなさんすっかりタイの方と勘違いするほど、タイ語がお上手でした!
サタワットさんのタイの踊りは、とても滑らかなで、上品で素敵でした☆
みなさん、ボランティア研修会へのご協力ありがとうございました!!
映画ハーフ上映会 アンケート集計
・全参加者中、32名分回収
① 年代であてはまるものにチェックしてください。
□0歳~10代 ・・・0名
□20~30代 ・・・5名
□40~50代 ・・・11名
□60~70代 ・・・15名
□それ以上 ・・・1名
② 湖南市国際協会をご存知ですか? □ はい・・・32名 □ いいえ・・・0名
③ 協会のイベントに参加したことがありますか?
□ はい・・・ 30名(ハロウィン、フェスタ、日本語教室、養成講座、 )
□いいえ・・・ 2名
④ この講座は何で知りましたか?
□広報 ・・・ 6名
□ チラシ・・・ 12名
□ その他・・・ 14名(fb、ボランティアの紹介、メルマガ、郵送チラシ、KIAたいむず )
⑤ 映画の感想で、あてはまるものにチェックしてください。
□大変良かった ・・・26名
□まあまあ良かった ・・・ 5名
□普通 ・・・ 1名
□あまり良くなかった ・・ 0名
□良くなかった ・・・ 0名
※もしよろしければ感想をお書き下さい。
・映画の事は知っていたのですが、観れる場所がなかったので近くで上映の機会をありがとうございます。
・字幕が小さく見えにくかった。日本語の字幕もつけてほしかった。
・違う事を受け入れる事が苦手な日本人が多い事に気付いた。単一民族の仕方無さでしょうか。それとも家庭や学校での教育?デメリットをメリットに変える力を学びました。
・それぞれのハーフの人たちの問題が良く表現できていたと思う
・それぞれの方の悩みやそれを克服する過程や考え方がとてもよく、これからの日本の人の減少とそれに対しての外国人在住者について考える糸口にとなると思います。
・ハーフの子が小学校でいじめられたりすることは知っていたけど、世界中でハーフは自分ひとりと思っている・・という言葉は衝撃的だった。
・外国人ハーフの方がこの地域で暮らしやすいように支援していきたいと思った。
・受け入れる心
・人間は皆平等と思ってきたが、外国の方との交流がなかった今までどんなに自分が無知だったかと考えさせられました。
・日本人と言う事に改めて考えさせられた。
・ハーフという言葉は日本だけ、なんてはじめて知りました。私は肌の色で日本人と外国人と分けていたがそうではないことはよくわかった。
・地域のこと、日本のこと、世界のことを考えると他人事ではなく、身近な大切なことだと思います。
・映画製作に関わられた皆さんに敬意を表します。
・ハーフの方がここまで悩んでいるのかと初めて知りました。
・日本人はやはりまだまだ多様な国の人に対し、壁があるのかと・・・。変わる必要があります。
・知らない世界であった。
・ハーフの人たちが日本人と結婚していない、、まだそこに問題があるのかなと思います。
・多文化共生を市民全体が共有していくには、外国人に対する差別や偏見をなくすよう、市としても在住外国人他、市民との交流の機会を設ける必要があると思います。
・ボランティア以外の方にも見てもらえる上映会を企画してみてはどうか。
・ハーフの方が増えていくのを身近に実感しています。彼らの生きて行くうえでの悩みごとがよく表わされていました。
・諸外国に比べてハーフの偏見の強さ(島国根性)を今更強く突きつけられる思いでした。
・日本の社会も文化等の多様性を認める社会になっていければ良いと思います。徐々に変化していると思います。
・日常生活で肌の色が異なる人との接触が全くといってよいほどない。
・面と向かって対話することにビビリがあり自分では意識していなくてもそれが差別と受け取られるのかもそれをなくすのは慣れしかないと思う。
・ハーフの若い方たちのパワーを感じました。そして旧態依然としている部分的な日本人の存在も考えます
・1人1人の生い立ちをもっと詳しく知りたかったです。
・想像以上に多国籍化がすすんでいるのに驚き、その上、個々に色々な問題がある事を知ることができた。
・ハーフの方がここまで悩んでいると初めて知りました。
・日本人はやはりまだ多様な国の人々に対し壁があるのかと・・・。変わる必要がありますよ。
⑥ この映画にでてくる5人のハーフの方の体験談で印象深いのはどの方でしたか?(複数回答可)
※また、それはなぜですか?差し支えなければお答えください。
<ソフィアさん>
・結局日本人としてでなくオーストラリア人として生きて行くと決めた姿勢に何かできることはなかったかと思った。
<デイビットさん>
・生き方と思いが強かったので。私も力になりたいと思った。
・施設で育ちながら日本の受け入れとガーナへの協力をしているところ。
・ガーナで幼稚園や学校を作るという生き方を見て、私は何をしてきたかな?と考えさせられました。
・ガーナへの学校施設建設とはすばらしい。目標をもって生きる道を見つけた彼はいい顔をしていた。
・日本では大したことでなくても、海外ではすごい事にあたる場合があることを感じた。
・デイビットさんの肌の色の偏見は、私の祖国でもおこるかなしいことです。
<大井さん>
・子育ての難しさ
・小さい男の子なりに学校での悩みに心が痛んだ。そんな気持ちに少しでも寄り添えればと思います。
・日本の学校が未だに多文化共生に全く対応できていないことに驚き、日本の文化が冷たく感じた一度メキシコで自分を取り戻し日本に帰ってきて成長できそうで良かった。
・子どもたちが大人になるころ日本は変わっているだろうか・・・。
・子どもの教育問題で環境をかえたりする取り組みが参考になった。
・小学校でのハーフ児童の受け入れに課題を感じました。転校したりするハーフと外国籍児童を作らない事が大切だと思いました。
<房江さん>
・正直な気持ちを語ってくれて学ぶところが多かった。
・明るく生きている。
・同じ東洋人でも受け入れられないことは悲しいです。
・隣国の問題で、差別や偏見が身近にあるから。
・やはり韓国との問題は心に響きました。お互いにどう思っているかも問題ですが歩み寄りが必要な問題かと。
<全員>
・日本人とのハーフだから日本人になれるわけでもなく、またハーフだからと言って、日本以外の親の国の人でもない。自分の立ち位置をどの人も探しているところが良く描かれていた。
・偏見を持たないようにしたいが「自分はハーフだ」ということが脳裏によぎり、どんなに長い間日本に住んでいたとしても日本人には認められない現実と、人を信じることができないが、自分たちが子どもの頃ほしかった環境を作りたかったし、先の未来の懸け橋になる。
・みんな心に残りました。それぞれに大変な時を経験されて、それを乗り越えて大きな人になっているのが感動的でした。
・「心で繋がる人と友達になる」という言葉が印象的でした。
・未来志向に繋がる「生きる力」を頂きました。
・どの方も、それぞれ自分の置かれている立場で一生懸命考え生きる術を考え実行してらっしゃるのが感動しました。
・自分の親は自分で選べませんよね。またその社会的環境も幼いころは選べません。いろんな事に出会いながらも前向きに懸命に生きて、それだけでなく、社会のことにも目を向け、取り組んでおられる努力にたくさんの応援がいただけるよう祈っています。
⑦ 今後、協会にどのような事業やイベントを期待しますか?何かあればご記入ください。
・現在行っているイベントを継続してください。
・大変よかったです。また参加したいです。
・表面的な日本人と在住外国人の会話で終わるのではなく、なぜ日本人はそう思うのか、在住外国人はそう思うのか、の理解に繋がるイベントがあれば良いと思います。
・外国人の本音が聞けるような事業、外国人を理解できるようなイベント
・これだけのイベントをもっと皆さんに知ってもらいたい。
・日本の技術を伝える教育
・外国の方との触れ合いの場を増やしてほしい。
・多くの外国人が住んでいる湖南市だからこそ先進的な企画ができているのだと現在の姿にエールを送ります。
・映画をまたお願いします。
・若い人が集まれるイベントをしてほしい。もしくは中高生へイベントの告知をしてほしい。
以上。
今年も協会にたくさんの協力依頼、講演依頼があり、その活動をまとめて紹介致します!
また、協会では地域の多文化共生事業に協力して下さる外国人ボランティアや店舗の紹介などもお手伝いをしています。
地域に根ざした活動と多文化共生の定着を目指しております。
お気軽にお声掛け下さい。
4/25 湖南ロータリークラブ「市民の外国人住民の現状と課題」
5/9 湖南市ロータリークラブ「国際交流食事会事業」
7/6 「石部老人福祉センターまつり」へマリネラ紹介&ブラジル料理店出店紹介
7/24 「外国にルーツを持つ高校生へのキャリアデザイン研修」へ相談員参加協力
7/28 「未来のための進路ガイダンス2013」へ相談員通訳協力
7/28 「湖南市総合防災訓練」へ外国人ボランティア参加協力
7/29 湖南市文化の通訳事業「避難経路地図作成」に参加協力
9/15 湖南市工業団地協会「敬老会」へサンバ紹介
9/26 滋賀県立大学 人間文化学部「環琵琶湖文化論実習」にて事務員講演
10/3 湖南市人権同和教育推進協議会「第2回外国人の人権部会」参加協力
10/9 水口ローターアクト「国際奉仕異文化コミュニケーション」参加協力
10/19 立命館大学ぼくらのワールドカップ実行委員会主催「ぼくらのワールドカップ」に外国人チーム参加協力
11/9湖南ロータリー事業へサンバチーム紹介
11/8、22 水戸学童保育所への通訳協力
11/10 湖南市元気市場へ外国人経営店舗出店紹介
11/13 水口ローターアクト「国際奉仕異文化コミュニケーション」参加協力
11/14 栗東西中学校 多文化への講話と多文化体験の調理実習協力
11/17 湖南中央消防署 住宅用火災報知機啓発活動に日本語教室受講生参加
11/20 甲賀湖南行政職員課題別研修「多文化共生」にて事務員講演
11/27 米原市春照小学校「ハローパーティ」に相談員参加協力
11/29 石部高等学校へ相談員通訳協力
12/5 市内外国籍生徒交流会&ワークショップへ外国人ボランティア紹介&参加協力
12/10 ボランティアセンターとの共催事業「日本のお弁当作り」参加協力
12/11 水口ローターアクト「国際奉仕異文化コミュニケーション」参加協力
12/15 水戸まちづくり協議会「水戸まちづくりフェスタ」への外国人店舗紹介
12/16 比叡山中学校「多文化共生とペルーの紹介」相談員講演
12/17 岩根会館子育て支援学級「クリスマス会」へ相談員参加協力
12/18 石部幼稚園「クリスマス会」へ相談員参加協力
菩提寺北小学校の職員向けに国際理解を深めるための講演会を開催しました。 テーマは「外国籍児童の現状と課題について」で、国際協会が把握している市内の児童生徒の現状・課題・対応について話しました。 Relizamos una charla para profundizar la comprensión internacional de los profesores de la escuela primaria KitaBodaiji. El tema fue 「Situación actual y futuros retos de los estudiantes extranjeros en la ciudad」.
講演の後はワークショップをしました。 先生方の視点から感じる外国人児童生徒の課題・対応について書いてもらって、そして発表をして頂きました。 「生徒の家族のライフプランに合わせて対応する」、「生徒がただ甘えているか、本当に分からないのかをちゃんと見分ける」などの貴重な意見がありました。 なるほどね、ずっと日本にいるつもりなのか、すぐ帰るつもりなのかをちゃんと親と話し合うことで先生も親も覚悟できて、適切な学習を提供することができる。 Luego de la charla realizamos un work shop y pedimos a los profesores que escriban y expongan acerca de los problemas y el apoyo que necesitan los estudiantes extranjeros de la ciudad. Hubo interesantes exposiciones como: 「Es importante conocer el plan de vida de la familia del estudiante」・「Saber diferenciar si realmente el alumno no entiende la clase o sólo esta fingiendo 」. Tienen razón, al saber si la familia piensa en quedarse en Japón o no, tanto el alumno como el profesor se pueden preparar de manera distinta para el aprendizaje.
4月1日付で事務局長に就任してから、慣れない環境であたふたしているうちに早や2ヶ月が過ぎ、今や紫陽花の美しい季節になってしまいました。事務局長の田嶋純と申します。
以前は国際文化交流機関として日本文化輸出の総合商社のような仕事をする法人に勤め、最近では、滋賀県教育委員会事務局で近畿地区の社会教育研究大会の事務局員として事務仕事のお手伝いをさせて頂いたりしておりました。
この度縁あって湖南市国際協会に勤めさせて頂くことになりました。事務局員の林さん、外国人相談員の上原さんと3人で、真の多文化共生社会実現のため、忙しく働くボランティアの皆さんの活動を支えながら、明るく元気な事務局を目指して行きたいと思います。
市民の皆様の応援よろしくお願い致します。
おはようございます.
今日は、イイフウフ(夫婦)の日だそうですネ。お元気ですか?
ところで、私は、11月7日~8日にかけて長野県飯田市で行われたこの会議に湖南市長や市のまちづくり課の方たちと共に出席しました。湖南市長は、首長として壇上に立たれ日本語教育の現状と今後の課題について発表されました。
テーマの1日目は、東日本大震災における外国人の避難支援の反省を踏まえて今後の対策についての討論。
2日目は、外国人の日本語教育の現状と今後の課題、定住外国人を支援するための子育て教育の現状と課題等について各都市の首長が割り当てられたテーマに沿って意見を述べられました。
外務省、文化庁、法務省、内閣府の部課長も出席されており、これらの発表に対する質疑応答がありました。